ジッポー!ア・ラ・カルト一覧

1946年 WINDY RED BOX

1946年 WINDY RED BOX

ニッケルシルバー用のギフトBOX、第二次大戦後初ZIPPOニッケルシルバー(メッキなし)用に造られましたが、製造コストが高い為に短期間で製造中止になったBOXです。その後はブラックラッケル用のBOXに、急場凌ぎにPOST WAR(戦後)のシールを貼って出荷されました。現存数が非常に少ない、幻中の幻のBOXです。  

ジッポーを「キャンバス」としての火付け役となった、ケンドール石油精製会社!!

ジッポーを「キャンバス」としての火付け役となった、ケンドール石油精製会社!!

1933年 初期型のジッポーを販売してから「2年後」の1935年、ジッポー社は広告用宣伝ロゴ入りジッポーを販売(約500個生産)広告媒体として新たな市場可能性を見出した、G.G.ブレイズデル(ジッポー社創業社長:1895-1978)により、ノベルティ路線が決定されました。

1946年 ニッケルシルバー(初期型)

1946年 ニッケルシルバー(初期型)

軍需向けのブラッククラッケルの生産で成功を収めたZIPPO社は戦後を視野にいれた、ニューモデルの開発を行っていた。戦時中のブラッククラッケル用のキャラメルBOXに、新デザインのライターイラストが、描かれているので明らかであろう。ブラスの代替素材ニッケルを用いて新意匠のデザインで登場した、初期の46年ニッケルシルバーは戦中の名残を伺がわせる、従来パーツが搭載されていた。46年後期にはケースにクロームメッキが施され現在型の斜め歯フリントホィールが装着され次第にモデファイされ進化する。この時期のパーツが混在した新たな組み合わせのZIPPOを発見?するのは実に楽しみである。

オイルパッドの変遷(画像:1934-35・アウトサイド3バレル・オイル止なし)

オイルパッドの変遷(画像:1934-35・アウトサイド3バレル・オイル止なし)

1) 1932年ファーストモデル~37年スクエアーモデルは、一枚型コットンが使用され、ケースに接着剤でスポット貼りつけされており、オイルパッドは装着されていなかった。2) 1938年プレス成型ケースラウンドモデルが、発売され初めてフィルター型2穴のものが装着された。(このタイプはブラッククラックル登場までのラウンドモデルに使用された)3) 1942年ブラッククラックルには、前記の物より少し細くなり1穴タイプと、かなり細めの物が2本装着された。4) 1944年頃になると次第に簡略され穴のないタイプが装着されるようになった。5) 1946年メッキなし、後期モデルには再び1穴タイプが装着される。6) 1947年になると現在型のフェルトパットが開発された。7) 1966年-67年のレギュラーモデルに、赤色(通称: 赤フェルト)が混在した。8) 1968年-72年に固形オイルパッド(通称:豆腐フェルト)が装着されたが、オイル吸収が悪く数年で姿を消した。9) 1992年の途中から、2穴タイプから1穴タイプに変更され現在に至る。

タウン & カントリー

タウン & カントリー

創業者G.G.ブレイズデルは、次世代のZIPPOをより魅力的に装飾するため1946年に、ジャック クラーク氏をZIPPO社初のデザイナーとして招聘した。タウン & カントリーシリーズは氏の代表作である。(1948年開発)ケースを彫刻し「セラミック塗料」を一色ずつエアブラシで彩色(最大14色)、そして電気釜で「七宝焼」のように焼き付ける。手の込んだ技法で製造され、ハイポリッシュのケースに色鮮やかなデザインはZIPPOの中でも、最も魅力のあるアイテムです。タウン&カントリーの製造には多くの手間と時間、そしてコストがかかる為、1967年に惜しくも生産中止になりました。画像のセットは、1991年、ジッポー本社から日本の代理店に注文が入り、同じ仕上げの出来る職人を見つけて製品化され、1994年に「復刻版」として販売されました。

1952年 GE TV ギフトBOX

1952年 GE TV ギフトBOX

Have You Seen Ultra Vision?G.E(General Electric)この「BOX」も、生存率の少ない希少品です。当時の広告が、David Poore著[The Great American Lighter] edition 2「P149」に掲載されています。

ダイアゴナル・ライン

ダイアゴナル・ライン

ジッポーに初めて「装飾」を施したデザイン、ケース・コーナーに2本の線を刻み込んだシンプルなデザインで「ダイアゴナル・ライン」と名付けられました。その後、ライターケースを「キャンバス」として、企業広告や様々なデザインが登場して、ジッポーライターが独自のスタイルを確立し始めた第一歩が「ダイアゴナル・ライン」という装飾です。画像:左側のジッポーは「33’ファースト・モデル」のパーツを、そのまま短くした「34’セカンド・モデル」でダイアゴナル・ラインが、画像:右側の「35’モデル」より長いのが特徴です。

コブラヘッド・スリム(1956 FIRST MODEL)

コブラヘッド・スリム(1956 FIRST MODEL)

コブラヘッドとは、「フライ返し」の様な角ばった形でカムスプリングのホイール側先端に沿って湾曲したもの。(変形カムスプリング)スリム・ライター(1956年・発売)の初期だけ、通称「コブラヘッド」と呼ばれるホイールガードが付いていました。ホイールと炎の距離が近い為、それをガードする為に付いていましたが、着火性能に問題があり直ぐに取り外されました。

コブラヘッド・レギュラー(1955年製)

コブラヘッド・レギュラー(1955年製)

テストサンプルとして作られた「レギュラーサイズ」コブラヘッド・インサート!!!現存するのは世界でも数個と云われている。デビット・プーア著「The Great American Lighter Ⅱ」88ページに、コブラヘッド「レギュラーサイズ・インサート」の画像とコメントが掲載されています。(88ページ右上画像)そして、コメント最下部に英文で、下記の様に書かれています。I personally know of only five that exist. 個人的に5個確認、、、

1950 FULL LEATHER WRAP

1950 FULL LEATHER WRAP

1950年に、ブラスケースの全体をレザーで包まれた「フル・カバード レザーモデル」が製造されました。すべて「ハンドメイド」の仕上がりで、手間が掛かり過ぎた為に、翌年「1951年」には、販売が終了しました。皮の種類は「カーフスキン・モロッコ」の2種類で、黒・赤・青の3色が、一般販売されました。画像のジッポーは、白色の革を使った希少なプロトタイプの逸品です。

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  >   
全93件