ジッポーコレクション NO.30　LOGOS 1979【DeAGOSTINI】

　Zippo の創業者ジョージ・G・ブレイズデルが、創成期からデザインを重視していたことは本シリーズで再三述べてきた。実際、最初のZippo は自ら輸入を手がけていたオーストラリア製ライターをブレイズデルが゛不格好 ”と見なし、その改良型として生み出されたのである。以来80年あまり、Zippo の基本的デザインは変わっていない。同様に、゛Zippo ”というブランド名も不変である。シンプルで覚えやすく、世界中の誰もが知るこの名称は、やはり創成期にブレイズデルが考案したものだ。この事実はライターそのものとブランド名が、いかに当初から高い完成度に到達していたかの証左に違いないが、Zippo 社自体は世の趨勢に合わせて革新を重ねてきた。それを体現するのが、幾度も変遷を遂げてきたロゴである。（コメントはジッポーコレクション第30号より転載させて頂きました）